うた

言葉と声 つづき

「言葉と声」ってちょっと難しい。
でも、私のもとで歌をやっている人には必需品です。
言葉と音が分かれていないと、ふたつの息が使えないから。
言葉は声を包んで体中を鳴らします。
大声ばかりではなく、小さな声も。
ささやくような声も、体のスピーカーが響かせてくれるから
遠くまでも聞こえていくんです。
歌っている人はとても気持ち良い。最高の幸せ・・。

残念ながら、この反対をしている人がほとんどです。
言葉と声をくっつけて、がんばって大声を出す人。
聴いている人は息が止まるので、
死ぬ苦しみを味わうことも・・。
大げさですって? いいえ、ほんとうです。
たぶん、歌っている人の体も瀕死状態なんでしょうね。
声が言葉をひっぱっていくのは不自然です。

大声じゃなくても、言葉をはっきりと伝えるのは「まほうの息」
ほら、聴いている人の表情を見てごらんなさい。
幸せそうな、とろけそうな顔をしていますよ。
そういう歌を歌い続けたいものですね。 

ところで・・。

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声って不思議!

声って不思議だな、って思います。
普通なら、近くだから大きな声。遠くだと小さな声。
だからオペラとか、大きな声を張りあげるんだって
思っているでしょ? いいえ! 
出し方によって、まるで違う声があるの。
そっとささやく時、ひとりごとの時、
静かな声じゃなくっちゃ台無しです。

話す声も同じです。言葉がよく分かる声。
マイクを使ったような声って知っている?
顔のすぐ前でもホールの隅でも、同じように響く声。
別に大きな声じゃないのに、ボールのように飛んでくる。
録音マイクは一番後ろなのに、目の前で歌ったり
話したりするよ聞こえる声があるんです。
それが私のやってきた、そして、これからも目指す声です。
柔らかくて、芯がしっかり通っていて、聴く人の心にしみこむ
声・・。でも、しっかり体中を使わないと出せない声。

ところで・・。

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