「飛ぶ教室」
ハリー・ポッター最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」
が発売され、ファンが徹夜で並んだ・・というニュースを聞きました。
私は幼い頃から本が大好きな女の子でした。
父が出版社に勤めていたこともあり、
ちょっと変わった児童文学もたくさん揃っていましたし。
大好きだったのは「大どろぼうホッツェンプロッツ」。
鷲鼻のごっつい顔をしながら、ちょっと間抜けな大どろぼう。
おかしな魔法使いも出てきます。
大好きなポテトの皮がむくのには魔法が使えず、
少年カスパールとゼッペルを誘拐して皮をむかせたりします。
今でも大好きな本ですね。
今日ご紹介したいのはケストナーの「飛ぶ教室」。
読んだはずなのに、すっかり忘れている本ってたくさんあります。
この本も、本屋さんでしっかり自己主張していました。
あ、お久しぶり・・。
古典新訳文庫、創刊!と書かれていました。
それに8歳から80歳までの子どもに・・って。
飛ぶ教室
ケストナー作 丘沢静也訳 光文社 ¥500
http://www.amazon.co.jp/飛ぶ教室-光文社古典新訳文庫-ケストナー /dp/4334751059/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1216837183&sr=1-1
久々に読んだこの本の魅力は訳にあるようです。
同じ本なのに、訳し方によってまるで違った本になる。
丘沢さんの言葉はいきいきとしているのです。
「飛ぶ教室」には魅力的な大人が登場する。
魅力的な大人が少なくなった現在、「飛ぶ教室」は
大人が読むとおもしろい。
しんねりむっつりの多いドイツ文学のなかで、
ケストナーの特徴は、なんといってもユーモアである。
ユーモアだけが、不完全な人間のミスや欠点に目をつぶり、
現実と理想のズレを調製してくれる。
「人生を重く考えることは、かんたんだ。
しかし人生を軽く考えることは、むずかしい」
ケストナーはダンディなスタイリストだった。
小柄だったが、スポーツマンだった。
熱中症の危険を知っていた。
感動より、月並みであることを選び、
大きな言葉より、小さな言葉を選んだ。
「すまない。私はちょっと感動してしまった」
ケストナーは「ちょっと」の達人である。(解説より)
最近やたらに事件を起こし、誰でもよいけど
殺してみたい若者たち。
彼らが「飛ぶ教室」を読んでいたなら、
そして、正義さんや禁煙さんと出会っていたら・・
そう強く思うのです。
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