音楽

言葉は背中で・・

歌は心の声で歌う。
何だか演歌みたい。でも本当。
まほうの息は感情と言葉の息。
それが音とくっついて本物の声になる。
言葉をちゃんと言うと、音楽になって出てくるの。

見ていると、口の中から声も言葉も出てくる人が・・。
口の中から言葉が出てくる?
そんなバカな。
それじゃ食事をするとき大変よ。
日本人は食事中のおしゃべりが足りないって、
日頃ずっと思っていたけれど、
口の中から言葉が生まれてきたら、
今度はやかましくて、やかましくて・・・。

声の鳴る場所と、声が出てくる場所。
それが音楽となって広がる場所は
すべて違うところです。
それと言葉が生まれる場所も。

声を出さずに何か言葉を言ってごらんなさい。
「あー」でも「うー」でも良いから。
本当に実感するまで言ってね。
口の中から言葉は出てこないでしょう?
もっともっと顔の中を広くして、
顔の一番奥で言ってごらんなさい。
前から後ろに、じゃなくて、
後ろから、それも広いところから。

言葉は奥から広がってくるでしょう。
背中で言っている気がしない?
まほうの息は、まず背中で感じるの。
背中にも心があるって素敵。
感動したとき、背中がゾクっとしたことない?
最近みんなの言葉が出てこない。
私が話しかけても、返事もしない皆さん。
言葉が出てこないってことは、
まほうの息がいなくなってるってことですよ。

心も体も大切にしてね。confident think confident

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ようやく

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日本のあちこちでは台風9号の影響で、
大変な災害が起っているというのに、
北海道は私たちが来た日から一週間。
ずうっと信じられない晴天続きです。
気温は30℃以上あっても、木陰に入ると
爽やかな風が吹いていて、とても心地よいです。

こんな華やかな天候に後押しされて、
コンサートは無事(?)終了しました。
応援してくださった方たち。
本当にありがとうございました。

もちろん、まだまだ本当の私の歌にはなっていないし、
自分としてはため息をつきたくなるような本番です。
でも、これってどこまで行っても、
いつまでたっても同じなんでしょうね。
これ以上、恥をかきたくはないし、
弟子たちに恥をかかせたくもありません。
私の歌う姿を見てもらうことで、
私の「まほうの息で歌うこと」を目指してくれる人に
もっともっと何かしらを感じてもらえたら・・・
そう思ったから、もう一度歌いたかったのです。

ようやく取り戻した自分のからだ。
いえ、体はありました。
普通に生活するには十分過ぎるほどの、心地よい体が。
今、あらためて感じています。
こんなに凄い体を、息を持っていて、使っていたのだ・・と。
あまりにも自然で、気持ちよかったから。
こんなに息も筋肉もたくさん使っていたなんて、
無くしたときには気づかなかった。
お帰りなさい、私の歌。
お帰りなさい、まほうの息。そして体たち。
また私と一緒に気持ちよさを皆にまき散らしてね。



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日本人の体の動き

200回もお話をしながら、
体の動きの基本が、まだお話しできていないなんて・・。
お話はまだまだ続きますよ〜sign01

日本人の体に一番合わないのが、西洋音楽。
ずっと昔から、そう言われてきました。
何故なんでしょう?
この体の使い方を変えれば良いんじゃないsign03
このからだの世界に入ったとき、そう思いました。

私はいつも言っています。
手拍子、足踏み、そして前へならえ!が諸悪の根源sign01と。
それにしても本当にびっくりです。


まず手拍子。

日本人は手を閉じたときがイチ!
外人は叩いて手が広がる瞬間がイチ。

つまり目標が手を閉じるか、開くか。

同じことが足踏みにも。
イチ!で足が地面を踏みつけるのか、足が浮き上がるか。
音楽に合わせて子供たちに足踏みをさせてごらんなさい。
何も言わずに、リズムの楽しい曲を聞かせて・・。
ほら、足が浮き上がっているでしょう?

いち!で右足を置いて、に!で左足・・・?
こんな重い行進じゃ楽しくないのは当たり前。
ほら、子供たちの不満そうな顔。
足を下ろすか、上げるか。
これによって、歩くことがとっても楽しくなるか。run run
手拍子がお酒の席のグチに変わるか・・・。bottle

これって、とても大事なことです。
それなのに文科省のお役人さん。
音楽に関わるエラーイ人たちが何も言わない。
もうとっくに学校や幼稚園の指導法が
変わっていても良いんじゃない?

そしてもうひとつあります。
日本人と外人の体の動きの違い。
これはまた次回ね。
びっくりですよ。happy02  happy01



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私のこと・・

今年もあと三日。
お話ししたいことはたくさんあるのに、
最近何だか時間が足りなくて。
レッスンでもレベルが上がってくるほど
時間が必要になって、いくら時間があっても足りません。

ホームページも、このブログも
書きたいことがいっぱいあるのに、
しっかり覚えているから大丈夫。
後で・・と思うと、見事に忘れています。
忘れたり失くしてしまったものほど、大きかった気がします。
もう一度帰って来てほしいものがいっぱい。bearing


去年の今頃、私はまだ歌えていませんでした。
私を知っている人は誰もが、「歌って!」と言います。
当たり前のことですが、姿を見ていても、
歌えるように見えるようです。
やはり私にとって、歌うことは必要です。
恥を覚悟で人前で歌うことを覚悟しました。

それこそ魔女に呪いをかけられたみたいなもの。
その呪いは自分で解かなければ・・。
白馬に乗った素敵な王子さまは、
もう来てくれそうにないし・・。
昨年暮れ、音楽愛好家のパーティーで
勧められるままに、歌いました。
ああ、やっぱり・・。think

不思議なことに、最悪の恥をかいたことで
呪いは弱くなりました。
私の歌が戻って来たのです。

その後、9月に8年ぶりにステージにたちました。
この時も、もう一度恥をかこうと思ったのです。
今度こそ、完全に呪いから解放されてみせるsign03
大変な覚悟のはずなのに、気持ちは穏やかでした。。
その後普段の生活に歌が戻ってきました。

そして今月の旭川でのコンサートです。
まだまだ、以前の私には戻れない・・。
そのとき、面白いことに気づきました。
昔に戻るのではなく、まるで新しい自分になるのだと。
私も初心者にならなくては・・って。
8年もステージから離れていたのですもの、
いきなり自分のレベルは出せないものなんですね。
ひとつひとつクリアしていかなくては。

やはりプロであることは大変なことです。
でも、ひとつ終わる度に自分を取り戻していけるのです。
そして新しい自分になっていける。
「まほうの息」で生きるプロになる!

これって素晴らしいことです。
結果は歌だけじゃなくて、
生き方とつながっているのですものね。

来年こそ、私の歌を聴いていただきたいと思います。

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「まほうの息教えます」一周年!

今日は、私のホームページ「まほうの息教えます」
の一周年記念日なのでした。
昨日ちょうど合わせたわけでもないのですが、
旭川でコンサートをしました。
それこそ「まほうの息で歌う会」の第1回コンサートです。
ああ、ここまで来た。淡々と思うのです。
また始まりだわ・・と。

小さいコンサートでしたが、
動き始める波を、最近感じています。
「まほうの息」 こんな不思議なもの
大きな声で話せません。
(・・・・ホント?)
最近、わかってくれる人が増えてきました。

形を見せられるようになって来たんですね。
今回の「ふるさとの四季」。
各パート3名ずつの混声四部合唱。
信じられない素晴らしさでした。
美しい!どこまでも響いていく息のような歌声。
歌う人たちの表情の美しさ。
「この合唱は売れる!!」
思わず叫んだ不届きものがいましたっけ。

初めてひとりで、人前で歌った人も、
6年間の成果を出した人も。
何とも言えない本物の姿が見えるんです。
そして未知との遭遇くん。
本物に近づいて来ましたね。
聞いてくれる人の気持ちをあれだけ掴めるのですもの。
多少の失敗は皆さん忘れてくれます。

聞いている人は彼を応援してくれる人。でも聴く人は正直です。
友人だから、家族だから、知り合いだから?
身近な人ほど、本当は厳しい感覚で見ています。
その人たちを引き寄せるのは自分の感性。
欲張らず、素直に音楽を流すだけ。
やるべきことをやるだけ。
それをしてくれるのが「まほうの息」

そして私も今回、ちょっと驚きでした。
私の話をこんなに聞いてくださるなんて。
ごく自然に、私の話を受け入れてくださるなんて。

「まほうの息」も市民権を得たようですね。

  

HP「ねこ先生の話」にも、一周年記念が出ました。coldsweats01

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ひとつの区切り


私たちのピッコラ・アラカルト無事終了しました。
応援してくださった方たちに感謝します。
まるで違う演目を、それぞれ作り上げていきました。
皆の気持ちをまとめていこうと思ったのに、
これじゃバラバラのままじゃないの・・。
それがリハーサル、本番となるうちに
お互いに他の演目を見るようになりました。
応援し合うようになっていったのです。
嬉しいことですね。
打ち上げの雰囲気は和気あいあい。
とても楽しいものでした。
shine

何と言ってもお日さまが味方してくれました。sun
太陽の光って、凄いです。
からだを洗ってくれるような気がしませんか?
きれいに洗われて、新しいことをする!!
新しい自分になれる。
自分を変えていくって、
素敵なことだと思いませんか?

ところで・・。

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赤ちゃんのベッド

またしても本番は目の前なのですが、
コンサートのご紹介をしたいと思います。

北海道サミットコンサートin Kitara
 2008年8月10日(日)13:30開演

札幌コンサートホールキタラ 小ホール
    全席自由¥2000

出演:北海道二期会:高橋雅子・三浦宏子 他4名
        旭川オペラ研究会:佐々木智美・三浦恒義
   帯広市民オペラの会:國安環・棚瀬麻実子 他4名    
   Bel  Canto ?:上田哲・宇佐美大作 他7名
       その他 釧路、室蘭より           計19名

プログラム:オペラアリア各種
      男声四部合唱「ガンジス川に陽は昇り」その他
主催:北海道二期会

ここに私のコメントでもおなじみの、
佐々木智美さんが出演します。

ヘンゼルさんは、
一時、ドイツへ行っていたりして離れていましたが
私の古〜くからの弟子です。
旭川で一緒にオペラ公演を演った仲間でもあります。
「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼルは最も得意な役柄。
彼女そのものでもありました。

今回のコンサートでは、
オペラ「カルメン」よりハバネラ、セギディリーヤと
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より二重唱
  “手をとりあって行こう”
の3曲を歌います。

北海道にお住まいの方々、ぜひ聴きに行ってください。
札幌キタラのホールは良いホールですよ。

ところで・・。

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立てなかった学生たち・・


私はかつて、短大で講師をしていたことがあります。
10年近く教えたと思います。
毎年学生の性格やからだの癖が違って、面白かったですね。
全員参加なのですが、個人レッスン形式で歌を教えていました。
他の人のレッスンは必ず見る!聞く! 

自分でやってるときは夢中で気づかないことでも、
人の様子を見ていると体の動きや、声の違いもわかるものです。
これが今の合同レッスンにつながっています。
10人足らずの人数でしたから、まとまりも良くて
かなり学生たちの評判になっていたようです。
「迷惑かけなければ、いくらでも自由にしていて良いのよ」
と言われて、喜んだり、悩んだり・・。

大学生ですから、子供とは違います。
毎年、1回目の授業で決まるんです。
何が? 力関係が、です。
1回目の授業で、面白そう・・そう感じさせないと。
そして、何だか、あの先生ただ者じゃない。
興味を持ってもらわないと、1年間が大変です。
言うこと聞いてもらわないと、私が楽できない? 
それもありますが、せっかくですもの。
有意義なレッスンを受けて欲しいからです。

体をちゃんと使えるようになると、考え方、感じ方が変わる!
音程感、リズム感が良くなる。
単に技術が上がる、だけではありません。
音楽の形がまるで違ってしまうのです。

そして音楽だけではなく、生き方が変わってしまうのです。
本来あるべき姿に戻る・・とも言えるかもしれません。

始めの授業の日、これは個人レッスンもですが、
すました顔をして、全員立たせっぱなし。
もちろん私も立っています。
始まって10分も経つと、何人かがしゃがみ込むのです。
「誰が座って良いって言ったの? 私だって立っているでしょ?」
知らん顔して言うと、あわてて立ち上がります。まだ可愛い。
でも、また10分立った頃には全身疲れた表情が・・。
仕方ないので、始めの日はちょっと座らせてあげます。
座っていても、長時間になったら同じです。
もぞもぞし始めます。

これが正しい動物のあり方です。
体を止めておくなんて、不自然きわまりないこと。
じっと立っていなさい、とか、大人しく座っていなさい。
そう言う方がおかしいのです。無理ですもの。

だから私は始めに言うのです。
「迷惑かけなければ、自由にしていていいのよ」と。
歩き回ったり、ぺちゃくちゃ話をするのは迷惑になるけれど、
姿勢を変えて、身を乗り出したり、足を伸ばしたり、
座っていたらできるでしょう? 
立っていても、何かをしているときは体の中は動いています。
何もせずに立っていたら、それは疲れますよね。

お行儀は良くないけれど、まだ中だけ動かすなんて
ハイレベルなことはできないんですもの。
外から押さえ込んで、動けない体にしてしまうよりずっとマシ。
体が動き出すと、彼らの表情は生き生きとしてきます。
体は使うようにできているのですもの。

その後の彼らですか? 
ひと月たつと、平気で100分立てるようになるんです。
もちろん、立ち方のお手本が身の前にあるから・・でしょうが。
毎年、仲良く楽しく授業させてもらいました。
卒業前に「先生の授業面白かったので、ビデオに撮らせてください」
本当に最後の授業撮影していきました。

あのビデオどうしたでしょうね。
そして彼ら、今はどうなっているんでしょう・・。


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今に本物!!


東京は久々の五月晴れ。とても気持ちが良いです。
やはり太陽のチカラって素晴らしい
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こんな気持ちの良い日だからこそ、
若いあなたたちへのメッセージです。

からだが動き出したら、
私に言われたこととつなげようとしないで、
自分の感覚で感じてごらんなさい。
それを増やすの。
簡単に極められることなんてつまらない。

この前言っていたでしょう?
中学、高校時代がつまらなかった、退屈だったって。
その感性って凄いと思わない?
できているけど、何だかつまらない。
それって本物じゃないから・・。
間違っていないから本物・・なんてウソ。

不安定でも、いびつでも、何か大きなもの、
広がれそうな、幸せを感じられる・・・
そんな歌を歌っている時って、迷わない。
これだ!
今はまだ不十分でも、本物に変われる歌を歌って
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なぜ力で歌おうとするの?
世の中はがんばって力を入れて歌う人ばかり。
まるで、歌で権力でも手に入れようとしているみたい。
なぜか自信たっぷりに見える。
本当は不安がいっぱいでイライラしているくせに・・。

心とからだを息にあずけて歌った方が、
もっともっと力強い。
そして、聴く人の心に届くはずよ・・。
歌う人も、聞く人も、わくわくする歌をお願いね! 
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美しい姿つづき・・

3  1 2

        世界遺産 宇治平等院
  http://www.byodoin.or.jp/tanbou-ko-mai.html  

上の写真は宇治平等院の雲中供養菩薩のうちの3体です。
小さな像ですが、違う姿の51体が浮いていらっしゃいます。
舞う姿。楽器、持ち物を持つ姿。
雲の上に立って踊っていたり、座って楽器を演奏したり。
でも、とても自然です。

仏さまは雲に乗って移動される・・と言ったら、
たくさんの仏さまが雲に乗っている像があるんです!
という情報を入れてくれた人がいました。

「雲に乗っている、何ともいえない軽さだけど、
 一人一人存在感はしっかりと有って、
 51人に囲まれて、その真ん中に自分が立った時、
 ずっとここにいたいような安心感と、気持ちいい
 不思議な息を味わったのを思い出しました」

ひとりで、あちこち見て歩く若い彼女だからこそ
本当にじっくりと鑑賞できるのでしょうね。
何だかすぐにでも行ってみたくなりました。

私たちもこう軽くありたいですね。
仏さまは「まほうの息」がいっぱいだから。
私たちの体の中も「まほうの息」はいっぱいです。
でも使わなくちゃ自由には動けません。
もちろん無いよりはあった方が良いですよね。
その存在に気づかない人がほとんどなのですから。
まほうの息に包まれているだけでも豊かな気持ちになれます。

だけど動くなら、そして歌ったり踊ったりするなら、
まほうの息は自由に動かしてあげなくちゃ。
人間の理想の姿がこれらの仏さまのお姿です。

まほうの息がちゃんと使えた体は自然です。
どんな表情をしても決して下品になりません。
雲の上で歌ったり、踊ったりしてごらんなさい。
体は自由になって本物の音楽が流れ出すはずです。

でも一度でいいから雲に乗って飛び回ってみたい!cloud



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「ニャンニャン猫の日」番外編

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        cat ウチの実家の猫 大豆(ダイズ)くん。なかなかの面構えでしょう。

今日は、2月22日。にゃんにゃんにゃんの日。猫の日です。
私はねこ先生ですし、このブログは「ねこの部屋」なので、
やはりこの日はひと言お話させてくださいね。

cat 私は実は「招き猫」なんです cat
皆さんも思い当たるところ、ありませんか?

レストランやお店に入ってしばらくして、周囲を見渡すと、
あら? さっきまでがら空きだったのに・・。
次から次へとお客さんが入ってくるんです。

一度、銀座の有名天ぷら屋さんに入りました。
午後三時頃で、その日は昼食を食べそびれて空腹を抱えていました。
お腹がすいているときほど、美味しいものが食べたいものです。
ここの天丼なら大丈夫。店内はお客さんはいません。
いかにも昔よくいたような温厚そうなマネージャーのおじさまが
気持ち良く迎えてくれました。
二,三分して若いカップルが、そしてまた老夫婦が・・。
「あ、まただ」いつも不思議に思うのです。
私たちが天丼を食べ始めた頃、十人くらいの団体が入ってきました。
店内はまるで昼食時のように、人が溢れてきました。
帰りがけ、さっきのマネージャーが丁寧にお辞儀をして
「今日はありがとうございました。お陰さまで・・」と
お礼を言うのです。有り難いお客だったのですね、私たちは。

いつも思うのですが・・。どこへ行っても、トイレまで混むのに、
私たちの仕事場に人が押しかけることは皆無です。
何故なのでしょうね。think think

note またしても、ぎりぎりのご案内ですが・・note
安達道人くんが、またコンサートで歌います。
今回はブラスバンドとの共演です。

  東京ウインドハーモニーオーケストラ
     第8回定期演奏会

  2008年2月24日(日)開演14時00分
    練馬文化センター大ホール
   入場料:当日700円/前売り500円

 曲目●Autumun Soliloquy (オーボエ独奏)
   ●「Mr.インクレディブル」より  
   ●ウエストサイドストーリー・セレクション  
   ●PUCCISSIMO
   ●交響組曲第3番「GR」より 他

歌うのは「ウエストサイド・ストーリー」から
トゥナイト(二重唱)とマリアの2曲です。
ちょっとだけ、台詞と演技も入ります。
本当に直前のお知らせで、ごめんなさい。

昨年の秋頃、「オペラや歌曲ばかりじゃなくて、ミュージカルも
やっておくべきね。だったら、まずは「ウエストサイド」でしょう」
・・・と言う話をして、この2曲を歌い始めたとたんに、話がきました。
まるで誰かが聞いていたみたい・・。

大ホールですし、ブラスバンドとの共演なので、マイクは一応
使いますが、練習の時でも普通に聞こえて普通に歌えたそうです。

ぜひ聞きにいらしてください。


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淡雪とマリンスキー・オペラ

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                          お隣の家の可愛い雪だるま

 昨日は節分。そして今日は立春です。
寒さが明けて春に入る日、つまり春の初日です。
冬と春の節目である節分に雪が積もったわけですね。
あっという間に溶けてしまう、淡雪でした。
それでも写真のような可愛い雪だるまがあちこちで見られました。

つい一週間前には本物の雪世界にいたのに・・
雪のない都会に住んでいると雪に憧れるものです。
確かに大変だけど、雪は心をやさしくしてくれる気がします。
でも、本当に春の淡雪。
手のひらに乗せただけで溶けてしまいそう・・。

ところで・・。

雪の中、マリインスキー・オペラ公演が終わりました。

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声が出ない・・・?

合唱団に入ってコーラスをしている人、
趣味で歌っている人が私のところにも多くいます。
その中のひとりが声がまるで出なくなってしまった・・と言うのです。
私のレッスンでは問題なく声が出ます。
まだまだ自分ひとりでは自由にはなりませんが・・。
それにとても良い歌を歌います。
喉はどうしたの? 声が出なかったんじゃないの?
「先生のところだと歌えるんです。他で言われることって正反対だから・・」
彼女は困ったような顔をして言いました。

でもね、世界の一流の歌い手で、とても気持ち良く聞こえる人は
私たちと同じやり方をしているのよ。
その証拠に、あなたたちがちゃんと歌えたとき、
世界のどのオペラハウスにも出られるじゃない!
って思うほど素晴らしい。
たまにじゃなくて、いつも・・になったら本物ね。

声と言葉は別!と私は言っています。
声の通り道は呼吸の道。
言葉は「まほうの息」つまり筋肉とのかかわりです。
呼吸は内臓系です。
だから吸ったり吐いたりしたとき、お腹が動くのです。
息を吸うとお腹が膨らんで、吐くとへこむ・・・?
さあ、本当にそうでしょうか。
呼吸とまほうの息はいつも仲良く関連し合って動いているんです。
でも、絶対に一緒にはなりません。

街で雑踏を歩いているとき、誰かとぶつかったりしますよね。
「あ、ごめんなさい」「失礼!」
心の中では思っているし、頭は下げたりします。
でも、声にならないときってありませんか?
これって、呼吸の方の息が足りないときです。
つまり鼻の中まで息が届いていないんです。

いつも鼻息を鼻から上、頭の中に回していてね。
とても軽くて柔らかい鼻息を、おでこの中で回すと、
鼻の穴からは涼しい鼻息がシューシュー。
そう!前回やったでしょう?
その鼻息でハミングをしてごらんなさい。

ハミングって、こんな高い場所にあります。
鼻ってこんな高い場所にあるのよ。
表に出ている鼻にだまされないでね。
だからハミングって、鼻歌って書くんです。
口がくすぐったくなるのはハミングではありません。

でもハミングにも言葉があるって気づいてた・・?


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気持ち良い口の開け方

「神が“彼ののど”にキスをした・・・」
これはパヴァロッティのことです。
でも喉が、声帯が素晴らしいから名歌手・・なんて話はありません。
昨年秋亡くなったルチアーノ・パヴァロッティ。
今頃になって、彼がいかに素晴らしい歌い手だったのか言われ出しています。
彼の素晴らしさを言い続けてきた私としては、不満です。

彼の素晴らしいのはからだの使い方でした。
クラシック界きってのスポーツマンだったって、知っていますか?
え、あんなおデブさんが・・?
一時期、本当に太りすぎたことが調子を崩した原因なのは確かです。

歌うことが本当に好きで、練習時間も信じられないくらい多かった彼。
天才というものは、好きだから練習し続けちゃうんです。
でも待ってね。歌の場合、歌いたいのに3曲歌ったら、喉が・・
という人が声楽界にはたくさんいます。
何時間も歌い続けられるって、凄いことなんですよ。

ところで・・。

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「歌う人」になる!

あ〜!! 間に合わなかった。
昨日のうちに出そうと思ったのに・・。
とうとう12月になってしまいました。
師走です。街中クリスマス一色。
その名のとおり、私も走り回っている気がします。

忙しくなると、自分の頭やからだがどうなっているのか
気づかない人がいっぱいです。
かなり危険状態なのに、もう自滅寸前なのに、気づかない。
その危険状態に快感が出てきたら・・・キャー、怖い!! 


歌が本当にやりたくて、歌が大好きなあなたたち。
そのうえ「まほうの息」を知っているなら、
プロ、アマチュア関係なしに、「歌い手」になって
生きること!! 

「歌い手」が仕事をする。どんな仕事でも。
「歌い手」が学校の先生をしている。
「歌い手」トラックの運転手もしている。
「歌い手」が会計士や税理士の仕事をしている。
「歌い手」が歩く。「歌い手」がスポーツをする。
「歌い手」がごはんを作る。
「歌い手」が子育てをする。
そうしたら、この忙しくて世知辛い世の中、
案外気楽に生きていけるでしょう?
「歌う人」のからだは生きてゆくのに最高よ。 


私は家事は嫌いじゃないけれど、主婦になれない人です。
趣味でやるのは好きだけど、本職にはできない。
でも夜中の2時頃、よくお料理をしていることが・・。
お料理をするのは好きだけれど、夜中の2時はねぇ。
「さすが、ねこ先生。主婦も完璧にこなすんですね」
とんでもない! 主婦は夜中にお料理なんかしませんよ。
サラリーマンだって、多少の残業はしても夜中までは
イヤでしょう?

主婦じゃないから、歌い手だから夜中です。
夜中だと気兼ねなくCDかけながらできるし・・。
北海道にいたときは、空間も広いので、
掃除機をかけながら、大きな声で歌っていました。
夜中でも・・。

つまり元気だから夜中でも動けるし、
結構楽しいものになるんです。 


仕事に追いまくられている人、
「歌い手」で仕事をしましょうよ。
そんなに細々としたことまで無理してやらなくたって。
頼めることは他の人にやってもらう。
それに、どんなに大変なことでも格好良くやりましょうね。
頭の中から歌を追い出しちゃダメ。
「まほうの息」もたくさんにしてね。

忙しさにつぶされそうな人に歌は歌えません。
たまに「歌い手」になるなんて絶対に無理。
だったら取り替えちゃえば良いでしょう?
まず「歌う人」になって色々なことをやれば良いんです。 

だって「歌い手」のからだは最高よ。
一番「まほうの息」の量が多い人ですものね。

「歌う人」になる! 気持ちもからだも!!



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声って不思議!

声って不思議だな、って思います。
普通なら、近くだから大きな声。遠くだと小さな声。
だからオペラとか、大きな声を張りあげるんだって
思っているでしょ? いいえ! 
出し方によって、まるで違う声があるの。
そっとささやく時、ひとりごとの時、
静かな声じゃなくっちゃ台無しです。

話す声も同じです。言葉がよく分かる声。
マイクを使ったような声って知っている?
顔のすぐ前でもホールの隅でも、同じように響く声。
別に大きな声じゃないのに、ボールのように飛んでくる。
録音マイクは一番後ろなのに、目の前で歌ったり
話したりするよ聞こえる声があるんです。
それが私のやってきた、そして、これからも目指す声です。
柔らかくて、芯がしっかり通っていて、聴く人の心にしみこむ
声・・。でも、しっかり体中を使わないと出せない声。

ところで・・。

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春の匂いがする歌

安達 道人くんのリサイタル、無事終了しました。
お客さまは少なかったけれど、天候には恵まれたし・・。
良いコンサートでしたね。聴く人の心に残るコンサートでした。
いつも後で思うんです。終わったあとで。
もっと多くの人に声をかけておけば良かった。
もっとたくさんの人に聴いてもらえば良かったって。
二日前のリハーサルとも、まるで違う。

え? こんなに聴く人の胸の中まで入る歌が
歌えるようになったの?
「春の匂いのする、本当に柔らかい歌を歌う方ですね」
というほめ言葉をいただきました。

ところで・・。

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「からだ」って大切よ。

始めは「うたうこと」だけを教えていました。
こんなに楽に楽しく歌える。だから自然な演技もできる。
いろいろな人が来ました。男性もたくさんいます。
まず、「からだ」をちゃんとしてから声。それから歌、です。
でも、ほとんどの人が大きな声だけを求めます。
そんなに大きな声を張り上げて、ささやくときはどうするの?
体がちゃんと動けるようになると、
自然に良い声が出るようになります。
もともと目立った良い声を持っていた人ならなおさら。
ちょっとヒントをあげただけで音楽が流れ出します。
初心者の歌でも、体が上手く使えたときは感動させられます。
声だけではありません。体を使うことなら何でも同じです。
楽器はもちろん。ダンス、バレエ、そしてスポーツ・・・。 

ただ、教え始めてびっくりしたのです。
みんな、こんなにトラブルを抱えた体で生きているの? 
腰痛、肩こり、頭痛持ち。花粉症、足の痛み、膝が痛い。
腕が上がらない。胸が苦しい。そして不眠症・・・・。
まるで病気安売りのスーパーマーケットです。
そんなに体を重くしていて(体重だけではありません)
声が出るはずが無いでしょう?
つらい体で歌っていては、
聞く人を幸せになんかできないでしょう?
かつて、私もひどい体でした。
肩こり、背中の痛みはいつもでした。
かくれ猫背をかくすように、いつも背中を反らして、
姿勢が良いつもりになっていました。
でも、幸せなことに、ピアノを弾くと肩こりが治ったのです。
そういう弾き方を教えられていたのですね。
これは、とても役に立ちました。
後で、ですが・・。
それと、私は楽しいことが好きだったので、
つらい状況から逃げ出すテクニックを
生まれつき知っていたのかもしれません。
ですから歌うときにも、ひどく喉や体を
痛めるような歌い方はしていませんでした。 

ただその頃は、まだ「からだ」というものの大切さを
知らなかったのです・・。


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誰でも大歌手になる素質を持っている

以前、短大で教えていたときのことです。
歌のレッスンなのに、歌いたくない、と
声を出すのを極端にいやがる女の子がいました。
いや、と言われても私も困ります。
声を育て、歌を歌えるようにするのが私の仕事ですから。 

何とか無理矢理、声を出させてびっくりしました。
何という声!! 
日本にもこんなに良いアルトがいるんだわ、と・・。
アルトというのは女性の低い声です。
それも、ビロードのように柔らかく、
やさしい響きの声でした。
聞いたことのない声でした。
それもささやくように歌うのです。
すらりと細くて、可愛い人でした。
顔を赤くして「先生、変でしょう? 私の声」
彼女は言いました。
彼女にしたら、聞いたことのない種類の声だったのです。
オペラなど生まれてから聞いたことなど無いのですから・・。
「とんでもない! 素敵な声よ、あなたの声は。」
でも彼女は信じません。
女の子の歌う声は、可愛いか、きれいな鈴の鳴るような声、
と思いこんでいたのです。
よそで聞いたことのない自分の声は、
歌えるような声ではなかったのでしょう。
育てたら、さぞかし良い歌い手になっただろう、
と、今でも思い出します。 

声は人それぞれ、百人百色です。顔と同じです。
誰でも大歌手になれる素質を持って生まれてきています。
からだの中にかくれている、
魔法のような息を使って体を動かせれば
信じられない世界が広がってきますよ。
声だけじゃなくて、あちこちにも。


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