ようやく、ここまで・・
鳴りやまぬ拍手・・!!
終了後の影アナウンスもお願いします、
と言われていたので、舞台袖のマイクの前へ。
「先生!ねこ先生! もう一度カーテンコールです!」
舞台監督に呼ばれて、「えっ・・?」
お客様の拍手がやまないので、オーケストラが
もう一度カーテンコールの曲を演奏してくれていました。
目の前には笑顔のお客様が・・。
「あぁ、ようやくここまで来られたんだ・・」
感無量です。
ロッシーニ作曲「結婚手形」終了しました。
美しい照明に浮き上がる舞台光景。
軽やかに流れるミニオーケストラの音が流れる中、
登場人物が生き生きとした表情で走り回る。
誰が見ても自然な歌、お芝居。
これって簡単なことではありません。
ただ一生懸命稽古を積んだとしても、
歌を必死で練習しても、やり方を間違えてしまったら。
歌いながら自由に動ける。
飛んだり跳ねたりしながら歌える。
歌っていないのに、ずっと動かずにいられる。
これって、実は高度なテクニックが必要なのです。
簡単そうに見えるって、凄いことです。
あたりまえに聞こえるって大変なことです。
だって世界の一流の人たちなら、
どうってことなく演っていることですもの。
室内楽の透明なアンサンブルに、
軽妙な歌と芝居が展開される、
とても心地のいい演奏・上演でした。
エドアルドは、クセのない奇麗な声を聴かせてくれました。
ただ、ロッシーニのオペラにしては
テノールのソロが少なかったのが残念。
平土間を舞台とオケピにしていたのが
音響的にも見るのも、良かったと思います。
オケも弦楽にフルートを入れたのが、
とてもロッシーニらしい味になっていたと思います。
皆さんのびのび歌っていて、感心しました。
よくガチガチ歌を聴かされることが多いので、
その覚悟で行きましたが、良い方に裏切られました(微笑)
お世辞ではなく素晴らしかったです。
日本人の歌手があれほどロッシーニの音楽を理解して
歌えるなんて、想像してませんでした。
歌だけでなく演技も見事でした。
あの舞台空間を見事に使いこなし、
オーケストラもロッシーニ節を軽快に演奏して、
観る人、聞く人の心を完全に虜にしていました。
字幕の出し方も良かったです。
オペラは難しいものではなくて、
誰にでも楽しめる総合芸術なんだということを証明出来る企画です。
オペラ通の怖〜いオペラファンたちがメッセージをくれました。
2回とも観たかった・・こう言ってくれた人が何人も。
皆の気持ちがひとつになって作るオペラです。
本当の音楽を感じている指揮者がいる。
そして、プロ歌い手たちのオペラです。
実力あるひとりひとりが、ちゃんと自分の役割を演じている。
普通に見えるって、ちゃんと演れているからです。
終演後の打ち上げパーティーで
私はひとあし先に失礼することにしていますが、
今回初めて、キャスト全員が外まで出てきて
見送ってくれました。
オケの人たちからは、今回で終わらせるのは
もったいない。他でもやるべきだ、
と言われました。
また会えるかしらね、皆さん・・・。
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